オリジナル・版権イラスト&ネタ置き場(`ΘωΘ)✧˖
趣味に勤しんでます。 ※BLあり
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雪恋でけんかもどきネタ。
流行りの風邪をもらって臥せってる雪。それをほっぽって蝉丸や雫と出掛けたのがバレた恋が拗ねられる話。
ほんとは風邪薬の材料が足りないってんで三人で取りに行ったんだけど、上手く伝達がされなかった。帰ってきたらこんこんぐすぐす言いながら雪が拗ねてました。
「ゆーき」
「(プイ)」
「こら、横向いたらタオル落ちるぞ」
「(ツーン)」
「(…完璧に拗ねてる)っとに。何がそんなに不満なんだよ?」
「知らない」
「…看病についてなかったからか?」
「……」
「ゆき」
「……て」
「ん?」
「雫や蝉と外に行ったって…」
「…」
「…ずるい」
「、」
「恋のばか」
言って鼻を啜る雪。頑なな態度に苦笑する恋
(しょうがねぇなぁ…)
額に乗せられたタオルを取ると、桶の冷えた井戸水に浸す。
「…あのな雪」
「………(無言の抗議)」
「今風邪流行ってるだろ」
「……」
「で、一寸薬が足りなくなったらしくてな。まぁ、元気な俺らに白羽の矢が立ったんだよ」
「、」
絞った濡れタオルを雪の額側面に乗せぽんぽんと軽くたたく。
「機嫌は直ったか?」
「…元からわるくない」
「…そうかよ」
ふは、と息が抜けたような笑いを零す恋。
まだ少し仏頂面な雪が寝返りをしてこちらを向くのに合わせ、タオルを置き直す。
「今紺たちが粥作ってるから、それ食ったら飲むんだぞ」
「…苦いのはやだ」
「ガキか。…ちゃんと飲めたらこれやる」
ごそごそ懐から何かが包まれた懐紙を取り出す。
目を瞬かせる雪に開いて見せる。中にはころころと金平糖が入っている。
「口直しにな」
「…高かったんじゃないの?」
「おま。あのなぁ、そういう野暮なことは言うなよ(苦笑)…で、返事は?」
「のむ」
「よろしい」
雪の枕元に金平糖の包みを置く。雪の首筋に触れ熱を測る。
高いな、と眉間に皺をよせる。恋の手の冷たさに目を細める雪を見て苦笑。
頬にかかる髪を除け手を当てる。
「はやく良くなれよ。雪がそんなんじゃ俺がさみしい」
「…、」
「んで、治ったらあいつら誘ってどっか遊びに行こうぜ」
恋の言葉に、目を細めることで返事をする。
頬にあった手が頭を撫でる。それにゆるゆると睡魔を呼び起こされる雪。
意識が落ちる直前に
「…さすが天然タラシ」
「おい、なんでそうなる?!」
※ちなみに織示郎君は繊細そうなのでもれなく風邪メンバー。
紺さんに看病されてればいい(`ΘωΘ)
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プロフィール
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灯間結兎
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自己紹介:
落描き趣味の漫画好き。
まったりのんびりが粋(`ΘωΘ)
6月5日 誕
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